●アフリカの風in秦野●アフリカの風in秦野〈1〉映画「未来の食卓」の一シーンです 夏が来る、来る、今年はアフリカ!! えっ?なんの話と思うでしょ? 実は、今年の8月8日に秦野で行うアフリカがらみの チャリティー・コンサート&講演会のことなんです。 (私はハチハチ作戦?と呼んでいます) なんでまた秦野とアフリカが、どうつながるの~? はい、話せば長いことながら…(いいから早く短くね) では…(コホン) 私たちスローフード運動の大きなテーマでもあり、 各国で実践していることの一つに「学校菜園の試み」があるんです。 これは スクールの校庭に菜園を作り、生徒も一緒に野菜を育て、 収穫し、調理をして、みんなでテーブルを囲む。 体験を通して「地元の旬を感謝しながら共に味わう幸せ」を 子供たちに伝えていこうというものです。 ま、秦野においては、けっこう日常的に当たり前のことなんだけどね…と、さりげなく自慢しちゃいます(笑) で、今年はアフリカ大陸初のワールドカップ開催の年ということもあり、 連日のようにアフリカがテレビや新聞でクローズアップされています。 が、子供たちにとってはワールドカップよりも何よりも、 食糧や水不足で学校給食もままならないようなアフリカ。 (この大陸には、なんと世界の4分の1にあたる53ケ国もあるのね) そこで、昨年、アフリカのスローフード・ケニヤ支部が提案したのが 前述の≪学校菜園の試み≫でした。 この提案が Ashoka(社会起業支援非営利組織)の 農村コミュニティの改革として高く評価されたとあって、 スローフードジャパンの48支部もこれを応援したというわけです。 ここのところ、連日のようにアフリカン・ドリームや アパルトヘイトその後について報道されていますが、 アフリカの現状についての情報は断片的知識としか入ってきません。 この機会に、スローフード秦野支部では 少しでもアフリカの国々に目を向けて、子供たちの「食」の問題を 皆で考えようとチャリティー・コンサート&講演会(+マーケット)を 開催することになりました。(わー、やっと つながった!) これが、題して【アフリカの風in秦野】でございます。 人類発祥の地といわれているアフリカの大地と 古代人の眠る古墳とのプリミティヴな世界のつながりを求め、 秦野の桜土手古墳公園一帯を舞台に、アフリカの生活(飲食、音楽等)の 一端をご紹介いたします。 尚、マーケット売上や募金はスローフード・インターナショナルを 通じて、アフリカの子供たちの学校給食支援の一助とするものです。 どうぞ皆さま、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。 ●アフリカの風in秦野〈2〉 はい、ハチハチ作戦と呼んでいるのは、 八月八日の【アフリカの風 in HADANO】のことでございます。 スローフード秦野の今年のメインイベントでもあります。 思えば一年越しの企画です。 昨年のちょうど今頃だったと思います。 坂本長利さんの‘ひとり芝居’土佐源氏が大盛況のうちに終わり、 私とウチの彼は、終了とお礼の挨拶回りに歩いていました。 立ち寄った古墳展示館で学芸員のOさんと、 土佐源氏の作者である民俗学者の宮本常一さんの話を していたときです。 気がついたら、いつのまにか、 古墳でコンサートをやったら面白いかもね… と夢中になってしゃべっていました。 で、当初は「JAZZの夕暮れ‥真夏の夜の夢」のような、 トワイライト・コンサートを考えていたのですが、 Oさんと一緒に古墳が並ぶ公園の中を歩いているうちに、 ちょっとJAZZとは違うかも‥と思い始めて‥ ここは人類発祥の地といわれているアフリカの大地と、 古代人の眠る古墳のプリミティブな世界のコラボレーション! アフリカ音楽がいいかも~と、以来、 リミンの頭はアフリカになっちゃったのでございます。 とはいうものの、ここまでくるのに一年かかった。 だって、古墳公園でのコンサートも初めての試みで、 アフリカ人の音楽も、秦野でアフリカンフェアも初めて。 図書館や古墳公園といった市立施設がコラボするのも、 スローフードとの共催も、古墳のある場所で料理するのも、 図書館でのファミリートークも、何もかも全てがみ~んな 初めて尽くしの本邦初演! だが神のご加護か、仏の救いか、 今年のワールドカップ開催国は南アフリカだった! この追い風に助けられ?奇跡のような前代未聞の幕が開く☆ [ご挨拶] 今年はアフリカ大陸初のワールドカップ開催の年ということもあり、 アフリカが、いまクローズアップされています。 この機会に私たちも‘アフリカ’という国にもっと目を向けてみようと、 アフリカの音楽やトークライブ、青空マーケットをチャリティー・イベントとして開催いたします。 利益はスローフード・インターナショナルを通じて、アフリカの子供たちのための 学校菜園の活動に役立てたいと思います。 秦野から吹く風に温かいご支援を賜りますようお願い申しあげます。 スローフード秦野 代表 中川璃々 主催: スローフード協会 秦野支部 共催: 秦野市立図書館 秦野市立桜土手古墳展示館 後援: ガーナ共和国大使館 ケニア共和国大使館 神奈川新聞社 秦野市観光協会 (社)秦野青年会議所 (株)タウンニュース社 協力: スローフードジャパン東京・神奈川ブロック 1.図書館トークライブ 日時: 8月8日(日) 13:15~15:00 場所: 秦野市立図書館(2F視聴覚室) 【娘のダーリンはガーナ人】 出演:牧梶郎&その娘ファミリー 著書「アフリカから吹いてきた風」(同時代社) 2.マーケット&青空カフェ 日時: 8月8日(日) 13:00~18:00 場所: 桜土手古墳公園 (駐車場 隣接の島津製作所200台可) ・休憩所 スローフード・カフエ ・スローフード・マーケット アフリカのドーナツ アフリカの春巻き風 アフリカのグッズや布製品 秦野のジェラート&デザート 蕎麦ころりん 焼きとうもろこし うでピー キリマンジェロの雪(アイスコーヒーかき氷) 飲み物各種 その他 3.アフリカン・コンサート「魂の世界」 日時: 8月8日(日) 16:00~18:00 場所: 桜土手古墳公園 出演: ムクナバンド(アフリカの伝統音楽) ワガン&新倉タケオ(ダウン症のミュージシャン) ・I LOVE わがまち プロジェクト ・只今イベント補助スタッフ のボランティアを募集しています★ ・Yahoo地域情報・図書館 ・Yahoo地域情報・古墳公園 ●アフリカの風in秦野〈3〉 リミンの本にも書いたので、知ってる人もいると思うけど 私の暮らす団地には、およそ1500年前の古墳があるんです。 (ウチから歩いて3分、すぐそこの古墳と呼んでいます) 6世紀の前方後円墳で横穴式石室からは須恵器、勾玉 鉄鏃(ヤジリ)や耳輪の他に、スゴイお宝が発見されたとあって 只今、ちょっとした町のニュースになってます。 今日、その第二次発掘調査の現地見学会がありました。 で、例のお宝も公開されるとあって、古墳大好きなウチの彼、 さっそくカメラ担いで猛暑の中、行ってまいりました~ リミンはクーラーがきいたお部屋でお留守番。 先日、古墳展示館の館長さんに会ったときの、 『スゴイものが出たんですよ~』と言っていた 館長の誇らしげな顔が目に浮かんだのですが‥ この連日の殺人的な猛暑、私は外出はヤメにして、 ぼーっと冷たいお茶を飲みながら、ウチの彼に手を振った。 お宝って何かな~? 『いってらっしゃ~い。お宝の写真よろしくね』 二子塚古墳‥神奈川県の遺跡台帳に秦野市No,78として登録されています。 この古墳、盛土はほとんど見られず丘陵先端を利用して 自然のままに築造したと推定されるそうです。 だから団地も小高い丘の上にあるわけですね。 じゃーん、噂のお宝とは「銀装大刀」(ギンソウタチ) 全形がそろった形での出土は、 なんと神奈川県で初めての発見だそうです! 銀装大刀の発見はリミンブログ「ウチの下の川」でお馴染み、 「金目川」流域の首長であることを証するところから、 神奈川県域の歴史像に再検討を迫ることになるそうで、 やっぱりスゴイお宝の発見!ということになりますね。 そうそう、古墳といえば‥やっぱりコレね! 【アフリカの風in HADANO】 秦野の古墳でコンサート 秦野の古墳でピクニック 古墳公園でクッキング(人類が火を使う?!) アフリカのMusicとFoodのご紹介。 我が街「秦野」で本邦初演の幕が開く! 「Slow-Food HADANO」がお届けします。 人類発祥の地アフリカから届く風を ぜひ、あなたも五感で味わってくださいね♪ ハチハチ作戦、開催間近で作戦会議も熱が入ってきました。 多くのお客様に楽しんでもらうために実行スタッフの 真剣なミーティングが続いています。 ・東京ボランティア市民活動センター ・イベントポスター ・図書館公式サイト ・秦野市広報 ・Yahoo地域情報 秦野市立図書館 ・Yahoo地域情報 秦野市立古墳公園 ●アフリカの風in秦野〈4〉 スローフードでは小さくて大きな夢を育てています。 私たちの新たな挑戦! それは「アフリカで1000の菜園プロジェクト」というもの。 アフリカの学校、村、町と郊外で1000の菜園をつくることです。 学校菜園は食育教室に、作物は学校の給食と余った分は市場に。 このプロジェクトは、 地域で安全な郷土の味を伝える食べ物を作り、 その知識を次の世代に伝えて地域の連帯を深めることが目的です。 まずは、アフリカの中でもスローフードのネットワークが強い国 (ケニア、ウガンダ、コートジボアール、マリ、モロッコ、エチオピア、 セネガル、タンザニア)からスタートして他のエリアにも普及させていく予定です。 学校菜園(スクールガーデン)だけでなく、 コミュニティや市内や郊外にも菜園をつくります。 コミュニティ菜園は自給のために生産しますが、 生産物の一部は市場で販売するので経済効果も生まれます。 また「アフリカで1000の菜園」プロジェクトでは スローフードの奨学金で、アフリカの若い人たちを イタリア「食科学大学」(カルロ会長が創立)へ留学させています。 彼らは帰国後、地域の経済と文化的な創造に貢献することを 目的として学んでいます。 こうして、秦野[ハチハチ作戦]は生まれました。 【アフリカの風in HADANO】は、この「学校菜園」を支援する チャリティーコンサート&講演会なんです。 開催日はいよいよ8日の日曜日! というわけで、 『皆さま~、最後のお願いにあがりました~ 当日はぜひ会場に足をお運びくださいませ~ 講演会を聞いたり、アフリカ音楽を楽しんだり、 一緒にジャンベを叩いたり、踊ったり… 秦野から吹くアフリカの風をご一緒しましょう♪ アフリカのお母さんの作るドーナツや春巻風?の揚げ物、 秦野自慢のジェラートやキリマンジャロの雪(コーヒーかき氷) その他、美味しいモノがいっぱい並びます。 皆さまの一人一人の思いがアフリカの子供たちを救います~ あなたの一票(カンパ?)でアフリカに菜園を~~!』 (と、白い手袋で手を振って、絶叫するリミンでした‥笑) はい、8日はここからスタートです! ↓ ・図書館トークライブ(13:15~15:00) 【娘のダーリンはガーナ人】 牧梶郎とその娘ファミリー総出演 著書「アフリカから吹いてきた風」(同時代社) イスラム教徒のアフリカ青年に好意を寄せる娘。 その恋愛と婚約への道筋を戸惑いながらも温かく見守る父親。 作家:牧梶郎が家族と共に、彼が見たアフリカ、ガーナを語ります。 <ガーナの村で‥子供たち> 写真提供:牧 梶郎 <ガーナの村で‥働く女性たち> 写真提供:牧 梶郎 <ガーナの村で‥売店> 写真提供:牧 梶郎 <ガーナの村で‥学校帰り> 写真提供:牧 梶郎 図書館トークライブが終わったら、 古墳公園にお立ち寄りくださいませ。 「食」と「音楽」がお待ちしています♪ <アフリカのドーナッツKAIMATI> 生活密着情報紙<湘南いどばたかいぎ8月号> タウンニュース8月5日(木)号 神奈川新聞2010年8月4日(水) ・I LOVE わがまち プロジェクト ・タウンニュース秦野版 ・神奈川新聞社〈カナロコ〉 ・日本中のイベントを網羅〈eventpage〉 ・地元ランキング・プラットホーム〈ジモプラ〉 ・秦野市立図書館公式サイト ・東京ボランティア市民活動センター ・Yahoo地域情報・秦野図書館 ・Yahoo地域情報・秦野古墳公園 ●アフリカの風in秦野〈5〉 〈図書館にアフリカ・コーナーまで出来ました〉 ハチハチ作戦と名付けた【アフリカの風in HADANO】が 終了して、あっという間に二週間が過ぎました。 今年の夏は、連日、熱中症で死者まで出る騒ぎになる 猛暑の夏です。 そんな中、スローフード秦野のメンバーは頑張りました! ささやかではありますが、みんなの努力の結晶ともいえる 支援金を送金しました。 それに対してスローフード国際本部からのメッセージです。 『秦野のメンバーと寄付した方に是非お礼を伝えてください。 大変だったでしょうね。 秦野のイベントは国際本部でも話題になっていて、 これから国際ホームページに記事を掲載します。 An African Wind Blows in Hadano 実は「アフリカで1000の菜園を!」というプロジェクトは これから大々的に広告されますので 秦野が世界で最初の協力者です!』 ......................................................................... 秦野から大きな風が吹きました! 風は大きく吹き抜けて、 私たちのエールの想いをアフリカに運んでくれるでしょう。 図書館&古墳公園のイベント会場に 暑い中、お越し下さいました延べ600人を超える皆さま 本当にありがとうございました。 【アフリカの風in HADANO】はスローフードが提唱する 「アフリカで1000の菜園プロジェクト」支援を目的とした チャリティーでした。会場で500円玉募金を募りました。 募金して下さった方にはアフリカンビーズの 手作りペンダントをプレゼントしたのですが、 これが予想以上に好評で、当初、思っていたよりも たくさんカンパが集まりました☆嬉しいです。 皆さま、ありがとうございます! アフリカの「学校菜園」子供たちの給食を応援するために スローフード・インターナショナルを通してアフリカに送金します。 ※アフリカンビーズは古いビンなどを砕いて粉状にし、 それを加熱して作る再生とんぼ玉(パウダーガラスビーズ) ガーナを中心に盛んに作られました。 その始まりは、1500年代に遡るともいわれています。 図書館トークライブ、牧梶郎さん(葦牙ジャーナル編集長)と お嬢さんの順子さん&ファミリーが総出演でアフリカの 暮らしや、チョコで有名な国?ガーナの話で盛り上げました。 〈写真↑:スローフードすぎなみ東京・撮影〉 トークライブが終わったら次なる会場は古墳公園へ。 ちょっと離れているけど水無川のほとりを散歩すると ちょうどいい距離です。(ただし猛暑の夏じゃなかったら) 会場にはスローフード・マーケットが並びます。 アフリカのドーナツやバナナの揚げもの、パイナップル、 ムシカキ(アフリカの焼き鳥)、アフリカのビールなど珍しい FOODに皆さん興味深々の様子。 女性に一番人気はやっぱり洋服やアクセサリー。 私も買いたかったけど、ゆっくり見る時間が無くて残念でした。 秦野自慢のスローフードもたくさん並びましたよ。 秦野銘茶「わさびや茶園」、牧場ミルクのジェラート「プラート」 本日お披露目・秦野の蕎麦粉を使ったオヤキ「そばころりん」 その他、このイベントのために考案した 「キリマンジャロの雪」‥(アイスコーヒー+かき氷+シナモン)も 心意気のオリジナルアイテムです! スローフード秦野会員の久保寺邦夫さんが ミニ・トークライブ【ケニアを旅して考えた】で 大好きなケニアのお話を披露。 いろいろ旅してきたが、もし、もう一度だけ 何処かに行くとすれば「ケニア」に行きたいそうです。 実は久保寺さん、お仕事は県議さんなのですが、 この暑いのに一人だけネクタイきっちりのジェントルマンスタイル。 それなのに暑そうな顔も見せないでスゴイ人です。 さて、そろそろコンサートが始まります。 コンゴ民主共和国出身のムクナ・チャカトゥンバさんは ミュージカル「ライオン・キング」の初代パーカッショニストです。 ライオンの踊りも登場して、 会場もだんだんノリノリに~ 「タケオの熱風の中で。」でご紹介した新倉タケオ君も リズムにのって踊りだしました。 〈写真↑:スローフードすぎなみ東京・撮影〉 最後はみんなで会場はいつしか「ジュリアナ秦野」に! いやー、皆さん楽しそうでしたね。 音楽っていいもんですねェ。 アフリカから吹いてきた風は、 わが街・秦野で渦を巻き、 そして今度は秦野からアフリカへ! みんなのエールを大きく孕み、 風は地球を吹き抜ける! 皆さま、またご一緒しましょうね。 幸せの風を運びましょう! スローフード秦野でお待ちしています。 今回のスローフード秦野のアフリカ「学校菜園」への支援に対して、 SFインターナショナル・アフリカ担当のジョン・カリウキ氏から お礼の手紙が届きました。 日本のコンビビウムに、スローフード・インターナショナルから 直接メッセージが送られてきたのは、初めてのことだそうです。 HPに日本語訳をアップ致しましたのでご覧くださいませ。 ●嬉しいニュース! 全世界に紹介された「アフリカの風in秦野」? 2010年のスローフード秦野の活動「アフリカの風in秦野」が、 スローフード・インターナショナル公式サイト「Sloweb」で 全世界に紹介されました。ぜひご覧くださいませ。 ジャンル別一覧
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